忍者ブログ
過去も未来も無い、意識すべきはただこの現在の瞬間のみ
177. 176. 175. 174. 173. 172. 171. 170.
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

結局......

4日の夜はクラブ行ってしまった.......
腑抜ですみません(>某人達へ)

義務感からオール明けで寝ずとも翌日からちゃんとフル稼動してたがね。
(自分でも思うが本当にタフだと思う)

しかし久しく良い一夜だった。(Larry Heardの来日)
明け方(大抵最も盛り上がるこの時間帯になるとろくに踊りもしないミーハーなアスパラ棒立ち君・ナンパ君は帰ってしまう)のあのフロアの一体感は正にパーティ。
肩抱き合って叫んだり酒交換したり、正にピークの時間帯にかかる『キャーン ユー フィィィィーリィィィーーーーーーーーッ!!!!!!!』
終了の七時まで存分に踊り通せました。
だがAIRはほんと耳が痛くなる..........


こんばんは

GWも終わり、東京の街中を歩く人の層も少しはマシになるだろうと思うと清々します。ほんとGWは嫌いだ。
「GW中は餓鬼連れのファミリーが多過ぎるんだよ」とよくボヤくんですが「荒み過ぎだろ」ってよく言われます。

そうかもしれぬ|ω・`)




◆最近見た映画


始皇帝暗殺

1998年  中国


目ざましい経済成長に沸く中国では現在日本の大河ドラマを意識したかのような歴史ドラマが次々と作られているみたいですがyou tube等で見る限り、その多くが大作志向でかなり気合が入った作りの様子。(一昔前はNHK大河も輝いていたのであるが最近のやつといえば.......)
しかしどうもその多くが変に娯楽性を重視し過ぎというか、やたら派手でリアリズムに欠けるというか、ちゃんと観てみないと何ともいえないですがそんな気もしないでもない。
テレビドラマではないが最近公開されたジョン・ウーのレッドクリフなんかはスケールが大きいだけで半ばカンフーアクション化しているリアリズムの欠片も無い映画だった。
(シナリオにしろ風俗にしろ歴史考証無視でファンタジー化してる韓流歴史ドラマ等よりは数段マシですが)
だからこそこの作品は今見てみると非常に価値が高いといえる。

監督は「黄色い大地」「覇王別姫」等で知られる中国映画界の名匠、チェン・カイコー。(最近はハリウッドで変な映画撮ってたりで少々微妙ですが)

司馬遷の史記「列伝」で有名な燕の放った刺客・荊軻による始皇帝暗殺未遂事件をフィクションを絡めて描いた一大歴史劇。
正確には天下統一前の秦が舞台なので「始皇帝暗殺未遂」では無いか。
天下統一の野望、そして自らを辱めた趙への復讐に燃える後の始皇帝・秦王政。
盲目の少女を殺してしまったことから刀を捨て、廃人同然の生ける屍となったかつての暗殺者荊軻。
二人の狭間で揺れるフィクションのキャラクター、趙姫を軸に話が進められる。

何よりもまず

スケールがでかい。

何がでかいかといえばセット。

城壁や市街をはじめ多くの大規模なセットが出てくるが中でも秦の咸陽宮のCG・合成一切無しの実物大セットは敷地面積だけで言えば映画史上最も巨大でワーナーのスタジオが丸々入ってしまう規模だそうです。(もっとも、天下統一前の秦がこれ程の規模の宮殿を造営していたとは考えにくく、モデルは阿房宮かと思われますが)
このセットは現存していて前述のテレビドラマの多くでもロケで再利用されており、ジェット・リー主演の映画「HERO」でも使用されています。
合戦等のスペクタクルシーンも中々気合が入っているのだが.......  こちらは少々いただけない。
撮影スタッフもこの手は慣れてなかったのではないだろうか?どうも撮影がぎこちない。
特に冒頭の野戦のシーンは人馬も相当な数が投入されている様子なのにカメラワークが下手で勿体無い.....(ところで古代中国では本当にあのような騎兵・戦車主体の機動的な野戦を展開していたのだろうか?歩兵が主体だろう)

そしてもう一つ特筆すべき点は徹底的なリアリズム。

素材にいたるまで衣装・小道具などは当時のものを再現するのに拘ったそうですが成る程、兵士の付けている鎧にせよ、貴族の服装にせよ、近年の中国ドラマ・映画に観られるような妙な煌びやかさは無い。
そもそも紀元前の古代が舞台であるのにあの発色や武具の上等さはおかしいのだ。絵的には見栄えがいいけど)。
また、セピア調に統一された画面、黒澤明を意識したかのような画面構図といい映像美も中々観るところがあると思います。


肝心の話の方は......

三時間にわたる大作なんですが少しダラダラしすぎだよな.....って思わない事もない。
冒頭に語られる荊軻のエピソード、始皇帝が丞相・呂不韋の隠し子であったという後宮の伝説の語り、秦に滅ぼされる祖国を見捨てられずに政を見限り、趙へと向かう趙姫の姿、ラストの暗殺シーンの巧みな心理戦など断片的なストーリーは中々良いんですが三時間で強引に纏めてしまった感が有るし趙姫が荊軻に惹かれていく過程にどうも共感できないです。
それに始皇帝のキャラクター造形に何とも違和感が.... 演じている人は頑張ってるけど。

と、マイナスに感じた所も無くは無いんですが
作り手の熱意や、かなり丁寧に作られた作品ということは感じられるし全体的に好印象。
骨太の史劇が好きな歴史好きには結構お勧めです。

PR
<< May 16 HOME May 2 >>
カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
フリーエリア
最新コメント
[05/02 HIDE]
[04/27 てふ]
[10/04 通りすがり]
[06/24 HIDE]
[06/22 ひろたそ]
プロフィール
HN:
hide
年齢:
39
性別:
男性
誕生日:
1985/04/03
自己紹介:
ブラック・ミュージックと甘いものがあれば最低限生きていけます
最新記事
(05/24)
(05/16)
(05/06)
(05/02)
(04/25)
(04/22)
(04/19)
(04/18)
(04/04)
(04/03)
(03/14)
(03/09)
(03/07)
(02/28)
(02/27)
(02/23)
(02/15)
(02/01)
(01/29)
(01/21)
最新トラックバック
バーコード
ブログ内検索
最古記事
(04/27)
(04/30)
(05/04)
(05/06)
(05/07)
(05/15)
(05/18)
(05/22)
(05/23)
(06/02)
(06/04)
(07/10)
(07/13)
(07/15)
(07/18)
(07/20)
(07/23)
(07/24)
(07/27)
(07/31)
忍者ブログ | [PR]
shinobi.jp