過去も未来も無い、意識すべきはただこの現在の瞬間のみ
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カーテン越しの柔らかな光が清々しかった正午過ぎに突如メール。
「今日入って!!!!! 助けて!!!!!」
シフト入っていた子が諸所の事情で突然出れなくなったということで(社会の常識では通用せんよこんなことは)バイト先のバイスのお姉さんからの連絡。
そりゃクローズ作業を僅か二人にやらせるわけにはいかないし.......
出るしかないじゃん。仕方が無い。
午後の予定丸潰れ。
それで数時間前に帰宅して今はですね
あのですね
賞味期限が一日過ぎたケーキとインスタントの珈琲で一服してる訳です。
◇最近観た映画
「恋人たちの失われた革命」 LES AMANTS REGULIERS
2005年
フィリップ・ガレル監督
フィリップ・ガレルと言えばVelvet Undergroundの1st(ウォーホルのバナナジャケであまりに有名)のボーカリストとしても知られる歌手のニコと結婚歴があり、「内なる傷痕」や「孤高」等の彼女を出演させた70年代の前衛的・実験的な作品でも知られています。
実はガレルの作品を観るのは初めてだったんですが....... こいつには参った。
どんなに重い作品に対しても耐性があると自認していた僕ですが
最終的には全て観たものの、映画鑑賞において始めて途中で折れました。
睡魔と退屈に耐えられなくなって。
68年-69年という五月革命真っ只中のフランスにおいて理想に燃え、革命の先にある何かを信じた主人公達。
しかし無意味な批判ばかりを展開し、アヘンに溺れ挫折に踏み潰されていく様を「愛の喪失」をテーマに全編モノクロームのスタイリッシュな映像で淡々と描いていく。
「革命」 「フリーセックス」 「麻薬」 など作中に登場するのはいかにもな時代を反映するモチーフ。
とても忍耐を要する作品です。
長尺で約三時間。せめてもう少し短く出来なかったものか。
若い当時、革命をリアルタイムで経験した世代にとっては色々とノスタルジーに浸る要素もあるのであろうが現代日本人の自分に感情移入できる点があるかと言うと.......?
「時代の空気・臭いの完璧な再現」なんて言われてもピンと来るはずも無い。多くのメディアは公開当時、そういう無難な一口評で片付けたみたいですが。
アナーキズムを感じた点があるとすれば主人公達よりも作品の「モノクローム、サイズ」
即ち「今の時代においてあえてこの画面」
と言ってしまうと強引だろうか。
画面の切り取りは本当に美しいです。撮影はゴダールやリヴェットの作品などでも知られるルプシャンスキー。
少々様式美的なクドさがあると言えばあるのだが........(特に前半、暴動・警官隊との衝突のシーンは拷問に近い)
そしてイケメンのルイ・ガレル(監督の息子)のナイーブな姿が見れるだけでスイーツの方々は満足するんじゃないでしょうか。それは言い過ぎか。
◆本日の一曲
Booker T. & The MG's 「Green Onions」
スタバのBGMで流れておりました。
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プロフィール
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男性
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1985/04/03
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ブラック・ミュージックと甘いものがあれば最低限生きていけます
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