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過去も未来も無い、意識すべきはただこの現在の瞬間のみ
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この間、高校時代の友人達と回転寿司に行ったんですが僕が回転寿司初めてという事に対し

「何処のブルジョワだよw」

という突っ込みが。
と言うかそもそも僕が(日本人であるにも関わらず)生魚があまり好きでないので普段からそれ程寿司を食べないというのもあるんですが。
それにしても彼等とも久々であったが僕の食事中の癖としてモグほっぺになったときに女の子のように「口を手で隠す」といった癖があるんですが

「懐かしいなその癖w」

と これまた壮絶に突っ込まれた。

ふむ....
思えば癖というのは外部から指摘されなければ自覚しないものだな。

こんばんは


この土日はかなり忙しかった......
何かに打ち込んでいたと言うわけではないんですが体がほぼフル稼働していました。

土曜、正午過ぎ

渋谷 BUNKAMURAで開催されているレンピッカ展へ。
(それにしてもBUNKAMURAの展覧会は何ていいますか、大衆的というか分かりやすいものが多いですね。「アート」って響きに弱い学生がよく釣れそう)




タマラ・ド・レンピッカ(Tamara De Lempicka)はポーランド出身のアール・デコを代表する一人として知られる女性画家。
無機質で冷たくも、耽美的でエロティック、現代文明的なダイナミズムに溢れる人物画の画風で著名です。
個人的にこの人の作品についてはそれ程深く詳しい訳ではなく、今までも特に興味を惹かれる対象ではなかったしそれに何より作品以前に画家本人の人物像に対してどうも嫌悪に近い苦手意識があった。
僕がレンピッカに対して抱いていたイメージは自己中心的で無責任に自由奔放(当時のパリの先進的文化人達と日々交際する傍ら、前の旦那との子供はほったらかし)、極端なまでの中央意識、バイセクシャルでナルシスト(確かに美形の持ち主だったのだが自らポーズをとり写真家に自身の姿を撮らせ、来訪者によく見えるようにマンションの自室の玄関前に飾っていた)。
作品そのものについてもダリ等と同じようにやはり商業主義的な印象が拭えない。(で、こういうビジュアル的に分かりやすい絵は大抵アメリカで売れる・人気が高い)
そういう負のイメージもあってこの展覧会はど待ち合わせまでの時間潰し的な感覚で立ち寄ったのだが.....



内容は中々充実したものでした。
特に、<ピンクの服を着たキゼット>を観た時は「ああ、これか!」と。
彼女の作品はやはり実物で見ると迫力が物凄いですね。
キュビスムの流れを汲む、丸めたアルミ板で構築されたような無機質で大胆極まりない人体が画面からはみ出んばかりの躍動を感じさせます。
そして一度見たら忘れないであろう彼女の描く滑面的で異様に鈍く輝いている鋭くもエロティシズムに溢れる「目」。
陳腐な表現ですが彼女の性格と呼応するような、画面から溢れ出す挑発的な肉体的エナジーと言うか。

しかしそれらは二十年代の全盛期の頃に顕著な作風。
世界中探しても纏まったコレクションが存在しないレンピッカの作品がこのように一堂に集まることは珍しいそうですがこうして彼女の作品群を時代を通してみていくと成る程、一人の画家が落ちぶれていく様を実にまざまざと見せ付けられているようだ。色々な意味で中々興味深いものです。
レンピッカは時代の流行・最先端として祭り上げられた芸術家・イラストレーターであったが自身・作品のカラーを反映したかのように、その全盛時代も短く刹那的なものだった。
世界恐慌で自身の絵が売れなくなり、目前に迫りつつあった世界大戦の影響も重なって30年代以降の彼女の作品は次第に時代の不安を反映した「影」が見え隠れするようになる。
次第に自分自身、自身の作品に対するアイデンティティクライシスに陥っていく彼女は極度の鬱状態になり、更に作品はストイックな方向性を示すようになり、画家として忘れ去られた晩年にはもう見てられないほど方向性の喪失・迷走というものが感じられる。
彼女の作品が広く再評価されるようになるのは70年代まで待たなければならない。
彼女は80年にメキシコで無くなっていますが彼女の最晩年の写真を見たとき、20年代のパリで華やかで狂乱とも言える生活を送っていた先進的女性の成れの果てか....  と思ってしまったものだが。
しかし20年代の無機的な表情のタマラの多くの写真を見た後、老後の穏やかに微笑む彼女の一枚の写真が僕的には印象に残った。

ところでこの展覧会、所有者の美術館名・財団名・個人名(匿名有り)等が一点ごとに記されているんですがその欄にジャック・ニコルソンの名前を二、三見ることが出来た。
後に知ったことですが彼はレンピッカの作品のコレクターなのだそうです。
また、マドンナもレンピッカのファンとして有名だとか。



で、
その後グダグダと色々あって11時から久々の一人クラブ。
箱は先週と同じくeleven。Theo Parrishの日だったのでこの夜はどうしても行きたかった。

一人と言うことで.....
ブレーキが完全に止まらなかったというか......

Theoも上機嫌でのプレイ、フロアもかなり盛り上がっていて明け方が近づいてもまるで終演の気配は見えず。
て言うか何処でもダンスフロアが本当に楽しくなるのは人が減り始め、まったり気持ちいいムードが漂い始める明け方からだよな|ω・`)
フロアから離れられず、ようやく翌日11時過ぎ頃になってチャプターの区切り時といった感じでそろそろ引き上げるかと思った矢先......
Donny Hathawayのあの名カヴァーが.....!(Marvin Gayeのあの曲です)
反則だ....  メロウ・グルーヴにテンション最高潮に。
結局外に出たのは正午過ぎでした。照り付ける陽光が眩しい....
ここまで張り付いていたのも久々でした。
お喋りしたあのイカした娘のメアド聞いとけばよかった  と 今更ながら。

その後

12時間以上踊った後でクタクタになった体を引きづりながら(この老体でよく持ったものだ!)自身のちょっとした用事(雑貨屋)、それからホワイトデーのプレゼントを買う目的で吉祥寺に移動。
後者で目星をつけていたのは自身も一度行ってみたかった吉祥寺の有名なケーキ屋さんの一つ。
此処が落とし穴だった........
想像以上に駅から店が遠い+お店大行列。

まあ休日でホワイトデーだから仕方が無いか.......

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