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熱帯アジアにツムギアリという大型のアリがいる。
可愛らしい外見とは裏腹に大きく強靭な顎と現地ではレモンティーの代用になるという程の強力な蟻酸を持つ獰猛なアリとして知られている。
自然番組は基本的にあまり好きではないんですが昔、ツムギアリを取り上げたドキュメンタリー番組で凄く印象に残っているシーンがあって............
所謂一般的な「芋虫」とは似ても似付かぬ小判のような形をしたチョウの一種の幼虫がツムギアリの巣の中にゆっくりと我が者顔で入っていく。
大抵の昆虫はまず、危険なツムギアリの巣に近づくことはない。
ところがこの幼虫は装甲なような硬い表皮によって体がガードされており、畳み掛けるツムギアリの攻撃をものともせずに巣の奥深くへと入っていく。
そして最深部の卵や幼虫のいる部屋に辿り着くとそれらを片っ端から食べ始めるのである。つまり、肉食性。
そして食事を済ませるとそのままアリの巣の中で蛹となる。
小動物すら近寄らないツムギアリの巣の中で無防備な蛹の状態を過ごすなどこれ以上に無い程安全なシチュエーションという訳だ。
なんとも図々しい進化を遂げた生物がいたものだと思ったものが。
「共生」 「共存」 等と言うのは所詮互いの利益が偶然一致した結果に過ぎない。
こんな自らの利益の為だけに他を利用する生物が自然の秩序の中でその存在を認められ、人間的な価値観では不道徳と取られる行為が「生存手段」としてなんの理不尽もなしに成り立っている。
自身にとってそれが価値ある行為である場合のみ実行に移し行動する、というのは生物の最も原始的な要素だと思うのだが........
こういう「冷酷」などといったものとはそもそも次元の違うマシーンの如く究極的なまでにミニマムな思考回路が(それが現代人間社会に適合するか同かはまた別の話として)時として刺激的に映る。
良くも悪くも、それは色々な意味で|ω・) 人間の感情の面倒臭さや上辺だけのギブアンドテイクに嫌気が差す時には常に。
ちなみに孵化する際は当然無防備な状態でアリの巣から這い出なければならない訳だが孵化したばかりのこのチョウの体は細かく粘着性の高い毛で覆われていてそれが報復に出たアリの顎に絡みつき攻撃を阻害する仕組みになっている。
巣の外に這い出て、羽根を広げて飛び立てば無事「脱出成功」となる訳だが..........
当然の如く脱出は100パーセント成功という訳ではなく、アリの餌食になってしまうケースもあるらしい。
ふむ.........
当然ながら他人を利用するということはそれなりのリスクを伴う事を覚悟せよというのもまた真理であるということか|ω・)
◆◆
November
寒気と共に空気も澄み始めたようで一年の内でも実にいい季節になった。
僕はというとまた寒い時期恒例の不眠症が再熱し始めて実に困ってます。
昨日も今日のスケジュールの為に早く寝付かないといけなかったというのにスナフキンのぬいぐるみ虐めながら あー ってなってたら明け方になってたみたいな。
そういえば昨日、高円寺のPlanet3rdが定休日でも無いのにクローズになってたんだけどどういうことかな?閉店?
取り合えず此処は客席が多いのがいいです。
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