過去も未来も無い、意識すべきはただこの現在の瞬間のみ
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偶然、権八の西麻布店を初めて至近で拝む。
デカイ。一言で言ってデカイ。
画像だとあまり大きさが伝わりにくいですがいきなり目の前に現れたときは「なんだこの怪しい館は!?」って思ってしまった。
確か小泉とブッシュの夕食会が行われたとこですね。敷居高いわけでも無いのに........
それにしても妙にでずにーらんどのアトラクションチックに見えたな此処。
内部でゴンドラ動いててもおかしくないみたいな。
先日久々に観た「さらば青春の光」。
それ程好きな映画というわけでも無いのに何故か持っているDVD。
WHOのコンセプトアルバム、「四重人格」(Quadrophenia)をベースに過ぎ去りし60年代のモッズ・カルチャーを振り返った作品。
当時Policeとして活動していたスティングがスクリーンデビューしていることでも知られています。
思えばこれが公開されたのが70年代末。ポール・ウェラー率いるJAMの登場とも相まってこの映画の公開はモッズ・リバイバル(俗に言うネオ・モッズ)の起爆剤となった。(ほんとなんですかね?)
同時に、日本において当時勘違いモッズを生み出した元凶の一つ。日本人がモッズファッションの物真似したってコスプレにしか見えません。真面目な話。
モッズコートなんてアイテムもあるぐらいで「モッズ」というと何かとファッションを第一に連想する人が多いかもしれない。
細身のスーツに軍用コートでキメてイタリア製スクーターでロンドンの街中を駆け回り、夜な夜なクラブめぐりをしてたような連中.....っていうのが一番ステレオタイプなイメージかな?
要は60年代のイギリスのユースカルチャーの一つなんですが「アングラなカルチャーマニア」 「人と同じは嫌だ」 「反抗精神こそ生き様」 などの要素がポツポツあるため
要 は 中 二 病 じ ゃ ん
って思う人も多いかも。特にこの映画を見た後では。
何が正しくて何が間違っていると一概には言えないかもしれないが、しかし偏ったイメージのみで語られてしまっている側面も多いと思う。
音楽に限定していえば「アメリカの黒人音楽に憧れた英国白人の若者達」がモッズのルーツである。
モッズ達の好んで聴いていた音楽といえば50年代のジャズやR&B、ソウルといった類(60年代にはスカやロックステディなども)であって実はオリジナルな形でのモッズ・ムーブメントは60年代中期前頃には既に終焉してしまっていたらしい。
つまりその後に台頭してきたWHOやKinks、Small Facesといったブリティッシュ・ビートは本来のモッズたちが聴いていた音楽ではないということになる。
彼らの音楽の多くは現在でも「モッズ・アンセム」として語られることも多いんですが。
さて、今年11月はWHOが初の単独来日ツアー。(実に40年以上の月日が........)
これ程のビッグネームの日本ツアーが今まで一度も無かったと言うのも驚きですが。来日自体も2004年に一度のみ。
日本では今ひとつ一般知名度が低いですがビートルズやローリング・ストーンズと並んで最も有名なイギリスのロックバンドの一つです。
ピートはギターを床に叩き付けて派手にブッ壊すはキースはドラムを爆破するは「楽器破壊」の過激なパフォーマンスで有名で元祖パンクとも言われる。
また、社会に対する反抗精神むき出しながらも若者の繊細な心情を代弁したピートの歌詞に対する評価も非常に高い。
前述のとおりモッズビート・バンドとして知られていたりするんですがその傾向が観られるのはごく初期のみでピートいわく当時はモッズウケをワザと狙ったんだそうです。
1stアルバム 「My Generation」はR&Bを荒々しく解釈しましたってなようないかにも英国臭くてモッズが喜びそうなガチャガチャサウンドであったがそれ以後、彼らの音楽性は回数を重ねるごとに小奇麗になっていく。(ステージ・ファッションもモッズスタイルじゃなくなる)
まあ元々アメリカ志向なバンドだった訳で。
ちなみにそこまで特別好きって訳でもないしメタボ化したロジャーとピートの絡みを観てどうすんだ?って感じなんで僕は武道館行かないですが。
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