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「植物は喋らないからいい」って言ったのは.............
確か「レオン」でのジャン・レノだったか?
しかし うむ、言うとおりだ|ω・`)
画像はモンステラです。
60年代調のインテリア・家具と合わせてコーディネートする際には外せないグリーンです。
最近彼の置き場所が定まらなくて頻繁に設置場所を移動している.......
◆本日聴いた音楽
Massive Attack 「Mezzanine」
98年発表のMassiveの3rdにして全英・全米共に大ヒットしたアルバム。
80年代のイギリス、ブリストルの伝説的ヒップホップ・ユニットWild Bunch。後に大プロデューサーとなるネリー・フーパー、DJマイロの脱退後、残された3D、ダディーG、マッシュルームの三人によって結成されたのが「Massive Attack」です。
91年に発表した1st、『Blue Lines』は「Massive Attack以降」なんて用語を生み出した程、当時クラブシーンに衝撃を与える。
ブレイク、ベースの重低音に支えられた煙ったくダウナーなサウンド、そこに乗っかる冷え切ったラップ、そしてシャラ・ネルソンのソウルフルなボーカル。
その格好良さはそれまでに無かったまったく新しいサウンドであり、サンプリング世代以降のイギリスのブラックミュージックシーンが生んだ最大の傑作と断じて異存は無いと思います。
よく彼らの音はPortisheadなどと並んでトリップポップ、ブリストル・サウンド等と呼ばれたりもしますがそれは90年代のブリットポップ・ブームの時にメディアが勝手に付けた印象があるな。
確かに黒人移民の多いブリストルにはレゲエ・ダブを初めとして昔から独特の音楽環境が整っており、彼等のサウンドもその延長線上にあることは確かだと思うんですが。
さて、そんな訳でこのアルバム。
初めて聴いたときは前二作からあからさまに方向性が変化したサウンドにどうも馴染めなかった。(今では大好きですが)
このサウンドの変化は盟友ネリー・フーパーがサウンド作りから抜けたことで3Dの独裁色が極端に上がったことによる。
ヒップホップ、ソウルの要素は後退、全編ゴシック・デカダン的な暗く、ドス黒いカラーで固められている。
当時この変化によって離れたファンも多いんじゃないだろうか?メンバーのマッシュルームもサウンド傾向の変化についていけず、アルバム発表後にMassiveを脱退している。
しかしUKニューウェーブからの多くのサンプリング・大胆に導入されたギターサウンドによって構成されたこのアルバムはロックファンに十分アピール出来る内容であり結果としてより大きなマーケットを獲得。英米共大ヒットを記録して事実上Massiveの出世作となった。
特に90年代後半の当時のイギリスはブリットポップ・ムーブメントがはじけてまだ間もない頃でそれまで流行っていた軽薄なポップ性を排した「こういう音」が売れる時代であったのも大きいと思います。Radioheadの「OK Computer」しかり、Prodigyの「Fat of the Land」しかり。
ところで個人的に思う点ではあるがこのアルバムは確かにとてもよく出来ているんですがどうもコンパクトに纏まり過ぎているような。
似た雰囲気の曲が多くアルバムトータルでの統一感はあるんですがそれ故に小粒。Blue Linesのようなバラエティに富んだ音の世界はここには無い。
しかし名盤であることも事実。「Inertia Creeps」 「Risingson] 「Angel」を初めとして名曲尽くしです。
特にコクトー・ツインズのエリザベスをVoにフィーチャーしたアルバムを象徴する曲である「Teardrop」。当時この耽美的でダウナーなサウンドとエリザベスの声にやられたUKファンは多いはず。
ちなみに最近の彼等の活動状況はどうなっているんだろう。
このアルバムの後に発表された音源はベスト盤に加えられた新曲二曲を除き3Dの完全なソロ作。(よって僕はMassiveのアルバムとは認めない。内容も微妙........)
正直な話ユニットの実態が不透明になっている感はある。
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