過去も未来も無い、意識すべきはただこの現在の瞬間のみ
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Cosey Fanni Tutti
76年、イギリスにて結成されたインダストリアル・ノイズ・グループ、Throbbing Gristle(スロッビング・グリッスル)のメンバーとして知られる。
スログリというとカルト的カリスマ性を誇るフロントマン、ジェネシス・P・オリッジの存在感が圧倒的なんですが(て、言うか怪人的....... 今では外見性転換してオバサンルックスになってるし)コージーのカリスマ性というのもその美貌も相まって大変なものだったらしい。
元々はストリッパー、ポルノのヌードモデルのような如何わしい事をされていたようですがジェネシスと出会いパフォーマンス・アート・ユニット「Coum Transmission」として活動。
クリスとピーターは後に加入。このユニットがスログリの前身となる訳ですが限りなくアンダーグラウンドな存在でありながら、70年代を通しての彼女の前衛的で過激なパフォーマンス・フォトの数々は現代のイギリスのアーティスト達の一部にも大きな影響を与えたという。
特に「売春」をテーマにしたエキジビションは当時かなりの物議を醸したようで........
「Throbbing Gristle」として・音楽ユニットとしての側面を強めていくのは70年代中期以降。
正直ノイズ・ミュージックについては疎いんですが当時のポスト・パンクのシーンの流れの中でスログリの他にもEinstürzende Neubauten(アインシュテュルツェンデ・ノイバウテンって読みます。ドイツのグループ)やSPKのようなインダストリアル・バンドが世界規模で誕生していた。
「ロック」の枠組みで語られることも多いですが前衛コンテンポラリー・ミュージックですね。
個人的に当時のインダストリアル・ノイズやノーウェーブの実験性を「音楽」として過大評価し過ぎる傾向には少々抵抗感を覚えるのだが........ どうだろう。
「コンテンポラリー」なんて言葉を用いたがその表現手法自体も「時代的なもの」であったという範疇を出ないと思うのは個人的な意見。
そもそもこの手の音は無秩序のようにみえてその確固たるドクトリン・表現対象のイメージがあってこそ成り立つものだと思うのだがその事が中途半端に流された結果、中途半端なフォロワーが量産されたという結果に繋がったような気もする。
それでも当時のスログリのライブ動画とか観るとそのあまりの凄まじさに唖然となってしまうのだが|ω・`)
ちなみに.....
スログリ解体後はジェネシスとピーターはPsychic TV(サイキック・ティーヴィー)を結成して更にあっちの世界へ暴走。(少し前にアシッド・ハウス、マッドチェスターについての記事を書きましたがジェネシスはいち早くハウスミュージックに注目し、ハウスを「過激かつ前衛的に」解釈した音楽を展開していました。)
コージーとクリスは別個にユニットを組み活動。そして近年、スログリは再結成し現在に至る。
さて、そのオリジナルメンバーでの再結成Throbbing Gristle。
今回こんな記事を書いている要因なんですがコーチェラ・フェスでの彼等の扱いの大きさに正直驚いている。
アメリカにおいてもやはりそれなりの認知度を誇っていたということだろうか..........
↑
今年のコーチェラ(三日目のスログリの字が太い)
コーチェラというと今やアメリカのみならず世界有数の音楽フェスとして定着していますが出演ミュージシャンのセレクトがかなり「通」であることでも知られている。
メインステージには顔としてかなりの大物を集めますが客寄せパンダに頼らない毎年発表される絶妙なラインナップ・セレクトセンスは賞賛されることも多い。
フジロックの豪華版みたいな感じかな?
それにしても三日それぞれの大トリがポール御大、キラーズにキュアーか...............
キラーズって日本では微妙みたいですがやっぱ欧米ではすごい人気ですね。
「Somebody Told Me」とティム・バートンがPV監督した曲しか知らないけど。
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